伊勢七宝まりに込めた思い
七宝という言葉の由来は、大乗仏教の『法華経』にあるとされています。
古来より尊ばれてきた「七つの宝」、すなわち「金、銀、瑪瑙(めのう)、瑠璃(るり)、硨磲(しゃこがい)、真珠、玫瑰(まいかい)」として登場します。
現代風に言えば、七宝は「パーワーストーン」にあたります。
「伊勢七宝まり」はこの「七つの宝物」を中に入れて、ご自身で作っていく縁起物です。
七宝柄のいくつものつながった輪は、人と人との繋がりの輪、人間関係の円満として人生の輪を表しています。
「人と人との輪がうまくいきますように」
そのような思いを込めて、“伊勢薫り縁(いせかおりえん)”は「伊勢七宝まり」の普及に努めています。
手元から「伊勢」を体験する
古くは江戸時代より、「一生に一度の神宮参拝」と言われています。
参拝客の憧れであった伊勢の地は、いまでも日本の心の拠り所です。
こんな時代だからこそ、ひと針ひと針進めていく心のこもった作業の意味に気づくことができるかもしれません。
特別な思いを込めて完成させていく「伊勢七宝まり」を作って、日本工芸の魅力を味わってみましょう。